Ultimate Rocks・・・4

 

1.Badge   CREAM  69’

この69年というのは、とにかくいろんなことが起こる年なんだ。そのひとつ、イッパイ、イッパイだったクリームがとうとう解散。三人のインタープレイ(楽器でやるバトル)で成り立っていた感があるクリームだが、こんなポップな曲もある。そして、クラプトンはアメリカへ渡る。・・・つづく

2.Gimme shelter   ROLLING STONES

あまりコメントをつけてないストーンズだが、この頃には、イギリス、アメリカはもちろん世界中でトップバンドになっていた。相変わらずダークなイメージで、この年も初期の中心メンバー、ブライアン・ジョーンズが自宅で変死したり、後にオルタモントの悲劇といわれる事件にもかかわってしまう。(っていうか、きっかけになってしまう)

3.Spinning wheel    BLOOD SWEAT&TEARS

シカゴと並ぶブラスロックの雄、ブラッド(血)スウェット(汗)&ティアーズ(涙)。なんかスゴイ名前のバンドだが、音の方は正統ブラスロック、シカゴはジャズっぽいブラスなんだけど、B.S.T.のそれは間違いなくR&B。その分少し泥くさい感じが○。で、この曲、イントロを聞けば泉ピン子が頭を駆け巡る名曲だ?

4.Natural born bugie    HUNBLE PIE

ちょっと渋いブリティッシュロックの登場だ。ただし当時は、ヴィジュアル系?ここにいたピーター・フランプトンは70年代にイーグルスのホテル・カリフォルニアに勝るとも劣らない(売上的に)怪物アルバムを製作してしまう人だ。

5.Whipping post     ALLMAN BROTHERS BAND

アメリカンロックの代表選手、オールマンブラザーズバンドも69年組だ。彼らのようなブルースを基本に南部独特の泥臭さや、おおらかさ(豪快さ)を持った、ロックのことをサザン・ロックなんて呼んだりもする。なんか、男なロックだな。

6.Venus    SHOCKING BLUE

続いては、NO,4の中では、もっとも有名な曲の登場だ。ヴィーナス。いろんな人のカバーがあるが、これがオリジナル。ショッキング・ブルー、なんとオランダのロックバンドだ。いよいよ、ロックが全世界的に広まっていった証拠のような曲だな。

7.Across the universe     BEATLES

もはや、修復不可能になってしまった、ビートルズ。最後のアルバムとなる、LET IT BE、収録のジョンのナンバー。唯このアルバムの録音は、アビーロードより早く正確に言えば最後ではないんだな。

8.Calamity Jane     FIFTH AVENUE BAND

これは、普通いれないぜ、こうゆうコンピレーションには、と言うくらい当時はマイナーなバンドだ。ンガ!しかし、このフィフス・アヴェニュー・バンドがいなければ、後のはっぴいえんど、や山下達郎は、でてこなかった。(ということは、日本のロック史におおいにかかわるバンドということで、ここに収録。あの名曲クリスマス・イヴもかれらのおかげか?)曲のほうは、モロ、山達(反対だろ?)って感じの、当時としては、超アーバンなナンバーだ。

 9.Touch me   DOORS

相変わらず、好調のドアーズだが、そろそろ、ジム・モリソンに翳りがでてくる、もちろんドラッグだ。セックス、ドラッグ、&ロックン・ロールを自で行く男だぜ!

10.Living loving maid     LED ZEPPELIN

中期以降は、大作が多くなるツェッペリンだけど、この頃はこんなシャレた、小曲もあった。

11.He ain’t heavy he’s my brother   HOLLIES

活動歴の中では、後期になるホリーズ。とりあえず、大人なロックになりました。

12.Space oddity     DAVID BOWIE

この頃は、まだ宇宙人だった、デイヴィット・ボウイの登場だ。(眉毛ないし、髪はオレンジ色だったし)デビューはもう少し前だけど、後のボウイにつながるのはこの曲からだ。

13.Heartbreaker     GRAND FUNK RAILROAD

走りだした暴走列車は、もう止まらない!8・6拍子の変な曲だけど、後半(ブレイクの後)4拍子になってからの、カッコイイことったらもう、アンタ!ロックはイイゼ!!!

14.Down on the corner    C.C.R

アメリカ男の無骨なロックでどうよ!昔、豊橋のジーンズ屋(ヤマト商会)のにいちゃんが、自慢気にラジカセ(なつかしい!)で、かけていたのを思い出すナリ。なんとなく、インディゴ・ブルーなロックですな。

15.Ride my see-saw      MOODY BLUES

これは、ちょっと渋いかも、ムーディー・ブルース。所謂プログレ的に語られるバンドだけど、それにしては、ポップだし、だからといってハードロックでもない。まあ、これもブリティッシュだ。間違っても、アメリカ人ではないわな。(この湿り具合は)

16.Up on cripple creek     BAND

なにも言うことなし。こんな素朴で骨太で男なロックは!間違ってもイギリス人ではないわな。

17.I can hear music     BEACH BOYS

まだ少し、夏っていうか海引きずってるビーチ・ボーイズ。でもけっこう良い曲じゃああーりませんか!(古!)

18.Hot burrito #1    FLYING BURRITO BROTHERS

この辺なんだよな、昔はいまいち好きになれなかった種類のロックなんだけど、今聞くとこれがケッコウいいんだな。フライング・ブリトー・ブラザーズ。不思議なもんだね、人間は。

19.Get back    BEATLES

いよいよ、終焉を迎えたビートルズ。存続派のポールが、ゲット・バックもう一度やりなおそうぜ、と呼びかけても、もう四人は、二度と元には、もどらなかったとさ。 しかも、それがそのまま、60年代ロック(この後現れる巨大な産業ロックと区別する意味で)の最後を飾る曲にもなった。